【フレデリック・シールズ 良き羊飼い】
「グレースを探せ」1 繰り返す前世体験 の続きです。
第二の探検
1300年代の南フランス
アイビーは最初の退行では殺されてしまったのに、気分が良くなり、深い霧が少しずつ晴れていくように感じました。
そして、悪夢に悩まされる回数も減ってきました。
そして大乗り気で、2回目の退行セッションを行いました。
アイビー:私・・・私は男性のようです。(驚く)
その人生では羊飼いの少年でした。ローブのような質素な服を着て、棒のようなものを持っていました。
名前はクロード、代々羊飼いの家で好きでもない羊飼いの仕事をいやいやしていました。
クロード:仕事といったら馬鹿な羊の番をするだけ。とても退屈でやってられない。しっかり見張らないから、すぐに 羊がどこかへ行ってしまう。好きな女の子には声もかけられない。こんな人生が嫌になっています。
クロードはみじめでした。何をやっても失敗ばかり。好きな女の子には自分の気持ちを伝えることもできず、羊の世話も満足にできない。村人の笑い者になる無能で不甲斐ないやつ。
G博士:クロード、君は他にどんなことがしたいのですか?
クロード:ぼくは音楽が好きです。音楽が作れたらいいな。
実はアイビーは音楽が大好きで、正式に習ったことがないのにピアノが上手でした。
そして、ソフィアもプロのピアニストでしたね。
クロードはリュートという原始的なギターを夢中になって弾いてばかりいました。
そのため、羊の番がおろそかになり、たくさんの羊が毒の泉の水を飲んで死んでしまいました。
父親は怒って彼のリュートをへし折り、家から追い出してしまいました。
クロードはどうしたらいいのか見当もつきませんでしたが、二度と羊飼いにだけはなりたくありませんでした。かなり長い間旅を続けて、小さな村にたどりつきました。
G博士:クロード、君はそこで何をしていますか?
クロード:宿屋で働いています。
自分のことで悩まなくていいので気が楽です。
友だちもできました。宿屋の主人と教会の修道士です。
やがて、クロードは親切な修道士と話しあううちに、同じく修道士になることを決意しました。
修道院で勉学に励み、必死に努力してすっかり変身しました。
厳しい規律にもへこたれず、多くのことを学び、助言を求める人々に深い同情心をもって接したのでした。
そして、遠くの教区で、年配の修道士とともに教会に勤めることになりました。
昔のおどおどしたやせこけた少年が、今ではがっちりした体格の自信に満ちた青年に変身していました。
同僚のいじけた性格の老修道士はクロードのやることなすこと気に入らなくて、邪魔をしたり人々に彼の言うことを聞かないようにそそのかしたりしました。それでも、クロードの人気は高く、皆クロードを尊敬するようになっていきました。そのため、老修道士も仕方なく表向きはクロードを尊重するのでした。
その頃、マリーという17才の少女が頻繁に教会に相談にくるようになりました。
初めは老修道士に相談していたのですが、次第にクロードにばかり相談するようになり、それが老修道士には気に入りませんでした。若く魅力的な女性とハンサムな青年が恋をしないわけがない、クロードは禁欲の掟を破っているのだと邪推しました。
そして、とうとうクロードを魔法使いだと非難し始めたのでした。
たくさんの人が扇動され、そそのかされて信じてしまいました。
ついにクロードとマリーは杭に縛り付けられて火あぶりにされてしまいました。
超意識のレベルから見ると、はじめにクロードに親しく近づいた修道士はアイビーの父親であり、老修道士はジョン、マリーはデイブでした。
歴史学的に調べると、クロードの証言は当時の魔女狩りの様子そのままでした。
アイビー、ジョン、デイブのカルマである「犠牲者VS悪人」の三角関係はこれからいっそう明確になってくるのです。
つづく
この3人は何回も生まれ変わって役割を変えながらも、同じような三角関係を続けていたのですね。輪廻転生とはなんという不思議な仕組みなのでしょうか。
グレースを探せ 3 (08/06)
に続きます。
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