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自助グループAAの誕生

バッコスの信女
【ウィリアム・ブーグロー バッコスの信女】

1930年代のアメリカ
、成功した株の仲買人ビルアルコール問題で苦しんでいました。お酒を飲み始めると止められなくなり、そのために仕事に失敗したり、顧客の信用を失ったりするようになりました。何回も病院に入退院を繰り返すうちに重症になり、とうとう主治医からこのままでは自殺するか発狂するだろうと宣告されてしまいました。

そして、治療を受けるお金も無くなり、退院して自宅で絶望うつ症状の極にありました。

始終一貫、自分を愛し続けてくれた妻のロイスをひどい目にあわせていることが悲しかった。彼女との素晴らしかった日々が思い出された。しかし、それもおしまいだ。自分はまもなく死ぬか狂うかするだろう。この絶望の中で、ビルはすすり泣いた。

「何でもします。はい何でも!」
彼はこの時、完全に屈服し、自分の身を預けたのだ。
彼はすすり泣きながら乞うた。
「神様、おられるなら姿をお示しください」
その直後に起こったことは衝撃的だった。

「突然部屋が言いようもない白い光に燃え上がった。形容を絶する恍惚の感じに包まれた。・・・それから、心の目の中に山が見えた。私はその頂点に立っていて、そこにはすさまじい風が吹きすさんでいた。空気の風ではなく魂の風だった。偉大な澄明な力で私の中を吹き抜けて行った。その時

”お前は自由だ”

という考えが燃え立つように湧いてきた。どのくらいの時間こんなことをして過ごしたのか覚えていないが、そのうちだんだん光りや恍惚が遠のいて部屋の壁が目に入るようになってきた」。

この日以来、ビルは神の存在を身近に感じるようになり、飲まなくなった。39才の誕生日が過ぎたばかりの時だった。

ビルの伝記"Pass it on" 斉藤学「魂の家族を求めて」より引用

ビルは自分の体験がアルコールの幻覚に思えたので、主治医のシルクワース医師に相談しました。
「先生、これは現実でしょうか?私はまだ正気ですか?」
「私にはわからないが、君はそれにすがりついた方がいい。何であれ、ほんの数時間前の君よりいいさ」

その数ヶ月後、シルクワース医師にあることを勧められました。それは、自分の経験を他のアルコール問題で苦しんでいる人たちに話してあげることでした。ちょうど、彼の回復を信じた友人が仕事を回してくれ、出張に出ることになりました。

仕事は失敗に終わり、見知らぬ町でつい一杯やりたい誘惑にかられたとき、主治医のすすめを思い出しました。そして、電話帳を調べいくつかの教会に電話をしました。

「私はアルコホリック(アルコール依存症)です。同じ問題で困っている人と話したいので、この町のアルコホリックを紹介してください。」

当時のアメリカでは、アルコホリックであることがわかると社会的に抹殺されてしまいかねませんでした。

幸い、理解ある牧師でしたので、アルコホリックには心当たりがありませんでしたが、彼の友人10名の名前と電話番号を教えてくれました。次々にかけた9本の電話は空振りでしたが、10本目の電話に出た女性は「まあ、なんてラッキーなんでしょう!これこそ天の恵みだわ!」と叫んだのでした。

彼女の友人が、夫のアルコホリックで悩み抜いていたのでした。
彼は有名で尊敬を集めていた外科医でしたが、「家庭は崩壊寸前で、妻は病気になり、子供たちは気ちがいのようになっていた」のでした。

ビルは外科医ボブに自分の体験を話して、ついに2ヶ月後にボブが酒を止めることに成功しました。
ボブが酒を止めた翌日、二人は自分たちが救うべきもうひとりのアルコホリックをアクロンの精神病に訪ねていき、弁護士のビル・Dが彼らの仲間に加わりました。

こうして、彼らはささやかなミーティング・グループを始めたのでした。

ボブが酒を止めた1935年6月10日がAAの誕生日となりました。
75年前のことです。

つづく

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2010.05.13 Thursday 00:03 | comments(0) | - | 
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