『儀式は何の役に立つか―ゲーム理論のレッスン』
- 2017.02.10 Friday
- 09:38
単行本 2003/9/20
なんだか難しくてよく理解できませんでした〜
(@_@;)
とにかく、ゲーム理論のお勉強をすると頭が良くなるとのお告げで、わからなくてもガマンして読んでみました。
理解できたこと。
「王さまの行進」や「スーパーボウルの試合」など、みんなが見ていたことをみんなが知ることが儀式の効果だそうです。
それを「共通知識」と呼びます。
また、会議やお話会で円形に向き合うことで、他の参加者の表情や態度から、分かっているかどうか、賛成か反対かが確認できるメリットがあるのです。
他の人々も同じように参加する限りにおいて、自分もある共同的行動に参加したいと思っているものです。
例えば、他の人々も参加するなら、自分も参加したいと思っている場合、「さあ、みんなで参加しよう〜!」というメッセージを伝えることをする。
しかし、そのメッセージが成功するためには、皆がそのメッセージについて知っているだけでなく、それぞれが、他の人々もそのメッセージについて知っていることを、他の人々もしっていることを、他の人々が知っている・・・・ことを知っていなければならない。
これが「共通知識」なのです。
本書の事例です。
あなたと私は同僚で、同じバスで帰宅するところだ。
バスが混んでいて、同僚と離ればなれの席になってしまった。
停留所の手前で、共通の知人の女性が歩道から「一緒に一杯やりましょうよ〜」と呼びかけている。
私は降りて一杯やりたいが、同僚が彼女に気づいているかどうかわからない。
気づいても降りて一杯やりたいかどうかわからない。
さあ、どうする〜?
私は彼女が呼びかけたことを知っていなければならない。
あなたもそれを知っていなければならない。
私はあなたが知っていることを知っていなければならない。
あなたは私が知っていることを知らなければならない。
私は、私が知っていることをあなたが知っているということを知っていなければならず・・・・・
これが「共通知識」です。
ややこしいですが、おかしいですね。
読みながら笑ってしまいました。
今はLINEなどがあって、簡単に共通知識を得ることができますが、少し前までは簡単ではありませんでした。
そこで、みんな儀式やお祭り、イベントに参加したがったのです。
ほーそうなのかぁ!
地域のイベントやTV全国中継などは、みんなの共通知識を得たいという願望を満たすものでもあったのです。
少し、認知度がアップしたみたいです。
すぐにわからなくても、頭のトレーニングには最適です。
o(^o^)o
もっとも簡単なゲーム理論の本です。
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