『それでいい。 自分を認めてラクになる対人関係入門』
- 2019.08.06 Tuesday
- 10:25
それでいい。 単行本 – 2017/6/22
細川 貂々 (著), 水島 広子 (著)
Kindle版
「やっぱりそれでいい。」を読んで、順序は逆ですが
図書館で見つけたので「それでいい。」を読みました。
前回の記事
『やっぱり、それでいい。 人の話を聞くストレスが自分の癒やしに変わる方法』
「それでいい。」は対人関係療法の入門書です。
「やっぱりそれでいい。」はAH(アティテューディナール・ヒーリング)の入門書です。
両方読むと、対人関係療法のことがかなりわかってきました。
○「それでいい。」の内容
ネガティブ思考クイーンのてんてんさんが自分の人付き合いの苦手を克服するために精神科医の水島広子先生に相談するお話です。
てんてんさんがびっくりしたのは、「ネガティブ思考でいいんです」と言われたことでした。
怒ったり泣いたり、自分はダメだと思ったりするのは、人として当たり前の感情だと言うのです。
水島先生のお話を聞いているうちに、自分はこれでいいんだ
自分に対してダメ出しばかりをしてきたけれども、こんな自分でも精一杯やってきたんだからそれを認めてあげようと言う気持ちになってきました。
○水島先生のコラムから一部、引用しました。
対人関係療法は、1960年代末から米国で開発された精神療法です。
現在では日本を含め世界中に急速に普及しつつあります。
それだけ多くの国で取り入れられているのは、この治療法が人類にとってかなり普遍的な部分にはたらきかけるものだからではないかと考えられています。
その「普遍的な部分」とは、人間は身近な人間関係の中で養われます。
人間関係がうまくいっていると自己肯定感が高まりますし、人間関係に行き詰まると自分はだめな人間だと思うものです。
また、うつ病などの病気になる場合を見てみますと、その発症や経過は、現在進行中の身近な人間関係の性質から大きな影響を受けます。
ですから、対人関係療法における解決の方向は、「対人関係から受けるストレスを減じ、対人関係から得る力を増す」ということになります。
重度のうつ病、摂食障害、PTSDに関しては、認知行動療法の効果を上回ります。効果がしっかりしている治療法で、国際的にも高い評価を受けているのです。
感情は、ポジティブなものであろうとネガティブなものであろうと意味があります。
最もわかりやすいのは、体に備わった感覚でしょう。
熱いものに触れては熱いと手を引っ込める。
画鋲等を踏めば痛いと足を引っ込める。
熱い痛いと言う感覚がなければ、体はどれほど危険な状況に陥るのでしょうか。
これらの感覚は決して心地よいものではないので、ネガティブ系と言えるでしょうが、センサーとして体の安全を守ってくれていることが事実です。
感情についても全く同じです。
感情は、心に備わった「感覚」。
不安を感じるという事は、「安全が確保されていない」ということ。
怒りを感じるという事は、「自分が困った状況に置かれている」ということ。
嫉妬を感じるという事は、自分が他人の「うまくいっているところ」に衝撃を受けているということ。
恋愛系の人であれば、「自分の大切な人がとられてしまうかもしれない」ということ。
これらのセンサーが働くから、自分を守ったり、状況を変えていくための気づきを得たり手当てができたりするのです。
これらは身体の感覚と同じように、自分を守るためのセンサーなのです。
それらの感情に「ネガティブ思考」と言う名前をつけてしまうと、まるで感じてはいけない感情のように思いますし、自分がそう感じていることを認めたくなくなります。
でも実際には、「自分が怒っている」ということに気づかなければ、「自分は困っている」ということにも気づかず、「誰に助けてもらおうか。どうやってこの困った状況から脱しようかといことにも考えを進めていけない。
ネガティブな気持ちを感じたら、「自分のセンサーが働いている!」と思った上で、それが何を知らせてくれるのか、どうすれば解決できるのかを考えていきたいですね。
コミニケーションの方法は、人それぞれの個性を反映したものであって良いのです。
対人関係療法は、「人は、対人関係のストレスの中で病気になり、対人関係による支えの中で回復する」と言うデータに基づいて作られたもの。
「堂々と、人を惹きつけるような話し方」は、必ずしも優れたものではなく全く本質的ではありません。
○てんてんさんのあとがきから
水島先生とお会いしてからずっと「自分を認める練習」を続けています。
その練習と言うのは、どんなに落ち込んでも、どんなにしんどいと思うことがあっても「今はこれが精一杯なのだから、それで良い」と自分に言い聞かせること。
今までどうやっても真っ暗闇だった私の心の中に、ぱああああっと光が差し込んでくるのはわかりました。
少しずつ光が差し込むようになってきたら、今まで見えなかったものがどんどん見えてくるようになりました。
自分自身で否定してきたものを否定せずに、ありのままの姿で見られるようになりました。
自分をむやみやたらに追い詰めて苦しめるのではなくて、好きになって穏やかな空気で温めたいと思うようになりました。
「自分を認めてあげないと何も始まらない」と水島先生に言われたことが今、すごくよくわかります。
私はこれからも対人関係療法のことを勉強していきたいと思います。
○感想
明るい人に見えても、実は心の奥にこのような闇を抱えていることがあります。
一生懸命明るい人、良い人に振るまっていても、家に帰ったらどっと落ち込んでしまう。
本当の自分を否定しているから、常に自分にウソをついているから、少しも幸せでない。
私もおおいにそんなところがあるので、対人関係療法の勉強したいと思います。
こっちも気になります。
生きづらい毎日に それでいい。実践ノート
困ったときに記入するだけでネガティブな感情によるストレスから自由になれる!
単行本 – 2018/9/19
細川 貂々 (著), 水島 広子 (著)
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(詳細は後日おしらせします。)
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