「グレースを探せ」5 50年後の真実

  • 2009.08.20 Thursday
  • 16:43

リンドバーグの愛機
【リンドバーグの愛機スピリットオブセントルイス号】

全部の記事をお読みになる場合はこちら


それから3年後、ゴールドバーグ博士はたまたま記録を読み直して、グレースの語った人名や地名が非常に正確なので、調べてみようと思い立ちました。

事件が起きたのは1927年5月21日でした。
まだ、TVはなく、ラジオ放送も始まったばかりでした。
やっと、バッファローの地元新聞に当時の事件の記事を見つけることができました。


女性の他殺体はC.G.ドーズ夫人

エリコット川から引き上げられた遺体を、夫が確認、メインストリートの自宅からいなくなった妻であると証言した。・・・・

この事件は警察の熱心な捜査にもかかわらず、犯人不明で迷宮入りになっていました。
当時の警察の記録とも照らし合わせると、グレースの話とほとんど一致していました。

登場人物の名前、地名、時間、服装、持ち物、殺され方など・・・

しかし、ジェイクの生まれ変わりであるジョンを殺人犯として告訴することなんてできるはずもありませんでした。

事件から50年後の1977年5月21日、バッファロー・イブニング・ニュースにある特集が掲載されました。


気まぐれな歴史の中で、ある男の50年に及ぶ謎を明らかにした

彼は50年間、そのイメージを抱き続けて生きてきた。
チェスター通りの家を出て行った母親の、ぼんやりと霧に包まれた追憶。

当時3才だったクリフォード・ドーズは、なぜ親戚の者が母親の話をしないのか理解できなかった。
1927年5月、母親は家を出て行ったきり帰って来なかった。
ずっと後になって、母親は死んだと聞かされた。
さらに多くの年月を経て、彼は母の死にどこか暗い悲劇的な匂いがあると感じる。

父親は事件の後、再婚し、母のことは何も語らず亡くなった。
継母もまもなく後を追うように亡くなった。
誰も彼に真実を教える人はいなかった。

今53才になったクリフォード・ドーズは真実を知ったのだった。

今になって知ったのは歴史のいたずらだった。
50年前、世界中はリンドバークの単独大西洋横断飛行の成功に沸きかえっていた。
50年後、記念特集として当時の新聞の一面が掲載された。
その左上の隅にはっきり見えたのが「女性の他殺体はC.G.ドーズ夫人」という見出しだった。
その見出しのおかげで、50年間守られてきた秘密がクリフォード・ドーズに明かされたのだ。

クリフォードは語る。
「私は両親を裁かない。二人はもう裁かれたのだと思っています。」
彼と妻のエセルには3人の娘がいる。
やっと真実を知ることができて、彼は喜んでいる。
そして、50年前の出来事を隠さず語った。
「この件によって傷ついたかもしれない人は、もうこの世にいませんから」


調べると、彼がグレースの息子クリスであることがわかりました。

この話をゴールドバーグ博士が知り合いのTV関係者にしたことで、
TVで特集番組が作られ放映されました。

それまで、墓標もなく無視されてきたグレース・ドーズの墓に新しい墓標が建てられ、バラの花束が供えられたことが、バッファローの新聞に掲載されました。
それはゴールドバーグ博士と脚本を担当したアレックス・アイリスによるものでした。

グレースよ、やすらかに眠れ。

終わり

催眠による前世が事実だったことを証明した実に興味深いケースです。
前世はファンタジーだ、想像した作り事だという人もいますが、
他にも歴史的証拠で確かめられているケースはたくさんあります。
(比較的最近のケースが多いようです。)

退行催眠はプライバシーの問題で、その内容が公開されることはほとんどありません。
しかし、アトランティスやレムリア、さらには他の惑星の記憶なども出てきます。
個人的な部分は省いて、これらの歴史的な事柄を検証したら、人類の歴史の空白部分を埋めることができるのではないかと思います。

まだまだ、催眠の世界には可能性がいっぱいあるようです。
人間の潜在意識の構造を解明することでどんなことができるようになるか、楽しみです。

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「グレースを探せ」4 ついにグレースが登場

  • 2009.08.13 Thursday
  • 20:03


「グレースを探せ」1 繰り返す前世体験 (07/25)

「グレースを探せ」2  (07/29)

「グレースを探せ」3 (08/06) の続きです。


【1930年代の女優リリアン・ギッシュ
【1930年代の女優リリアン・ギッシュ】


アイビー
はもはやジョンへの執着をすっかり断ち切っていました。
そして、デイブとの愛に満ちた健全な関係を育てていました。

セラピストのゴールドバーグ博士から見れば、アイビーの治療は終わっていましたが、アイビーはまだ満足していませんでした。そして、本人の強い希望で46回目のセッションを行いました。

実はアイビーはタートルネックのセーターが着られなかったのです。
デイブがちょっと首筋に触れると、パニックを起こしそうなほど拒絶反応を起こすのでした。


最後の前世探検
1900年代のバッファロー

G博士:いま、あなたはどこにいますか?

アイビー:母の家です。夫と口論しているの。

G博士:あなたのお名前は?

アイビー:グレース・ドーズ

G博士:今は何年ですか?

アイビー:1925年です。

G博士:なぜ口論しているのですか?

アイビー:夫のチェスターが私の行動を非難するんです。

G博士:どんな行動ですか?

アイビー:ろくでなしの夫は、私がほかの男と会うのをとがめるんです

G博士:子供さんはいますか?

アイビー:ええ、息子が一人。クリフといいます。

前世のアイビー、グレースは冷淡で計算高い女性でした。
夫をひどく嫌い、バカにしていました。

G博士:グレース、あなたはチェスターが物静かで退屈だと言いましたね。
ではあなた自身はどうですか。

アイビー:私は刺激のある生活が好き。動き回らずにいられないの。
ほかの男性と付き合うのも、おもしろおかしく過ごしたいからなの。

グレースはガールフレンドや大勢のボーイフレンドとナイトクラブに出かけました。
当時は禁酒法がしかれていたので、飲んで騒ぐのは容易ではありませんでしたが、コネさえあれば可能でした。

グレースは知らない男にヒッチハイクの合図をして、車に乗せてもらい誘惑していました。
そして、逢い引き用に借りているアパートで好きなだけ過ごしました。
グレースは彼らからもらったお小遣いで部屋代や遊ぶ費用をまかなっていました。

G博士はグレースをさらに前進させました。

G博士:いまの年は?

アイビー:1927年。

G博士:いまのあなたには特別な男性がいますか?

アイビー:ええ、このごろはジェイクに会っているの。
彼はこの町に来たばかりなの。
背が高くて、とても頑丈な人。
密売業者だからたくさんお金を持っているわ。

G博士:ジェイク以外の男性とも付き合っていますか?

アイビー:ええ、他の男性ともデートしています。当たり前でしょ。
でも、私はジェイクが一番好きなの。
すごく不思議なんだけど、ジェイクに会ってから、あの人のことを頭から追い出そうとしても追い出せないのよ。

G博士:ジェイクのどこがそんなに特別なのでしょう?

アイビー:わからないわ。とびきりハンサムというわけではないし。説明できないけど、どこか夢中にさせるところがあるの。私はあの人と一緒にいるべきなのよ。

グレースは夫と離婚して、ジェイクと暮らす計画を立てました。
夫には内緒で、こっそり荷物をまとめたり引っ越しの準備をしていました。

そして、最後の日、夫に離婚を告げました。
夫のチェスターは泣きながら出て行かないでくれと嘆願しましたが、グレースは振り切ってホテルに泊まりました。息子は近くに住む母親に預けていました。

その夜、ジェイクと落ち合って話しているうちに大ゲンカになりました。

その場面で突然アイビーの表情が変わり、声が低くなりました。
アイビーはジェイクの台詞まで話し始めたのでした。

怒りっぽいたちのジェイクは酔ってさらに怒りっぽくなっていました。
二人はアッという間に激しい言い争いを始めました。

ジェイク:バーで連中がどんな話をしているか、知ってるのか。
お前が寝た男どもの話をたっぷり聞かされたんだぜ。まだ他のやつらと寝てるんだってな

グレース:誰がそんなこと言ったのよ?

ジェイク:バーテンさ。お前のことをよく知ってるぞ。
最近お前が別の男とやってきたって言ってた。

グレース:そんなのウソよ!

ジェイク:今になってみれば、お前の格好は安っぽい売女(ばいた)じゃないか!

グレース:あんた酔っぱらってるのね。
そんなに酔っていたら、とてもできそうもないわね。
(あざけるように笑う)

ジェイク:オレをバカにしやがったな。思い知らせてやる!
とことん思い知らせてやるからな!!


突然ジェイクはグレースを殴り始めました。

G博士:グレース、どうしたのですか?

アイビー:ジェイクよ、気が狂ったみたいに私を殴るの。ナイフで私を刺している。
ノドが、、、私の首を絞めている・・・

G博士は彼女を超意識のレベルに導いてから、たずねました。

G博士:何があったのですか、グレース?

アイビー:信じられないわ。あの男、私を殴って切りつけても足りずに、首を絞めて川に捨てたのよ。無我夢中で抵抗したけど、とうていかなわなかったわ。

G博士:グレース、アイビーという名で現世にいるあなたは、ジェイクが誰なのか知っていますか?

アイビー:はい・・・ジョンです。

この後、アイビーはタートルネックのセーターを着られるようになり、首筋を触られても平気になりました。

つづく

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「グレースを探せ」 3 フィラデルフィアの惨劇

  • 2009.08.06 Thursday
  • 14:55

墓堀と死の天使
【シュワーベ 墓堀と死の天使】

「グレースを探せ」1 繰り返す前世体験 (07/25)
「グレースを探せ」2  (07/29)
の続きです。

さすがにゴールドバーク博士もアイビーの46回のセッションをすべて書くことはありませんでした。
この本には、6回のセッションと46回目のグレースだったときのセッションが書いてあります。
今回は第6回目のセッションで出てきたアイビーの前世を紹介します。


第6の探検
1800年代のフィラデルフィア

この頃にはアイビーは日課のように、G博士の診療所を訪れるようになっていました。
治療の目的を達成するには、こんなに何回も退行する必要はないのですが、アイビーは前世に対する強い好奇心に突き動かされていました。

今までの前世退行で、アイビーは暴力的な死を何度も体験してきました。
公衆の面前で処刑されたり、永遠の恋人ジョンの非常識な行動により殺されたりしました。
宿命的な関係では、役者は同じでも配役が変わります。
今回の前世でも、アイビー、ジョン、デイブの三角関係が一層鮮明になりました。

この人生では、アイビーは製粉所で働く労働者の9才の娘でした。
名前はドリス。両親と年の離れた兄がいました。
ドリスは病気がちの少女でしたが、次第に健康に育ち21才になりました。

G博士:近頃どうしていますか?

ドリス:まだ両親と一緒に暮らしています。
私、アートが好きなの。
彼は同じ工場で働いていて、背が高くてハンサムなの。
もう半年つきあっているわ。
彼を愛しているの。

アートは口のうまいペテン師タイプでした。
ドリスをおだてていい気持ちにさせるのが得意でした。
ドリスはアートと結婚しましたが、あまりうまくいっていませんでした。

アートはこっそり酒場のメイドと付き合ったり、深酒をしたり、無茶なケンカをしたりしてドリスを心配させました。
やがて、ジーンという女の子が生まれました。
ジーンは幼い頃のドリスに似て病気がちでした。

しかし、若い夫婦には子供を医者に診てもらうだけの金銭的ゆとりはありませんでした。
そんなとき、ドリスの友人が治療費を払えない人には安い費用で見てくれる医師を紹介してくれました。

G博士:ジーンの具合はどうですか?

ドリス:とてもいい調子です。バリー先生は聖人です。
ジーンはバリー先生が大好きです。私も先生が好きです。
先生と私は趣味が同じなんです。
先生も詩が好きで、植物を育てるのが好きなんです。

バリー医師は30才の独身で、ドリスとは精神的な友情で結ばれていました。
ある日、ジーンの様子が急に悪くなったとき、バリー先生が往診してくれました。
夫のアートとはそのときが初対面でした。
アートはバリーを見るなり不機嫌になり、家にいる間中、嫌がらせをしたり嫌みを言い続けました。

その後、ドリスとバリーは詩の朗読会に行ったり、お茶をしたり、診療所以外でも合うことが多くなりました。
夫のアートはそのことに感づいていましたが、何も言いませんでした。
まるで、何かのきっかけを待っているような不気味さがありました。

ある夕方、ジーンの具合が悪くなり肺炎症状を起こしたので、アートに置き手紙をしてバリー医師の所に連れていきました。
帰宅したアートは、てっきりバリーのところへ家出したのだと勘違いしてしまいました。

血相を変えたアートはショットガンを持ち、バートの診療所に乗り込んで、待合室にいるジーンとドリスを撃ち殺したのでした。

G博士:超意識の視点から、次に起きたことを話してください。

アイビー:アートはジーンと私を殺しました。バリー先生が奥から飛び出してきて、銃を奪うより早く、アートは自分に向けて引き金を引いたのです。

バリーは大変な衝撃を受けて、二度と元の陽気で気さくな青年医師には戻ることはありませんでした。

この前世ではドクター・バリーとしてのデイブは人格者で愛情こまやかな存在でした。
アートとしてのジョンはきちがいじみた危険な男でした。
アイビーはまたしてもジョンの犠牲となり、彼の暴力的な手段であっという間に殺されてしまいました。

そして、最後の46回目のセッションでも再び無惨な死をとげることになるのです。
アイビーはなんと20回以上もジョンに殺されていたのです。

つづく

リマ:こんなに何度も同じ人に殺される人生もあるんですね。
二人のカルマがとても気になります。
G博士の超意識誘導では、それにはふれないのでしょうか。
こういう関係の原因になる出来事があったのだと思います。

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「グレースを探せ」2 気の弱い羊飼い 

  • 2009.07.29 Wednesday
  • 20:56

良き羊飼い
【フレデリック・シールズ 良き羊飼い】  

「グレースを探せ」1 繰り返す前世体験 の続きです。

第二の探検
1300年代の南フランス

アイビーは最初の退行では殺されてしまったのに、気分が良くなり、深い霧が少しずつ晴れていくように感じました。
そして、悪夢に悩まされる回数も減ってきました。

そして大乗り気で、2回目の退行セッションを行いました。

アイビー:私・・・私は男性のようです。(驚く)

その人生では羊飼いの少年でした。ローブのような質素な服を着て、棒のようなものを持っていました。
名前はクロード、代々羊飼いの家で好きでもない羊飼いの仕事をいやいやしていました。

クロード:仕事といったら馬鹿な羊の番をするだけ。とても退屈でやってられない。しっかり見張らないから、すぐに 羊がどこかへ行ってしまう。好きな女の子には声もかけられない。こんな人生が嫌になっています。

クロードはみじめでした。何をやっても失敗ばかり。好きな女の子には自分の気持ちを伝えることもできず、羊の世話も満足にできない。村人の笑い者になる無能で不甲斐ないやつ。

G博士:クロード、君は他にどんなことがしたいのですか?

クロード:ぼくは音楽が好きです。音楽が作れたらいいな。

実はアイビーは音楽が大好きで、正式に習ったことがないのにピアノが上手でした。
そして、ソフィアもプロのピアニストでしたね。

クロードはリュートという原始的なギターを夢中になって弾いてばかりいました。
そのため、羊の番がおろそかになり、たくさんの羊が毒の泉の水を飲んで死んでしまいました。
父親は怒って彼のリュートをへし折り、家から追い出してしまいました。

クロードはどうしたらいいのか見当もつきませんでしたが、二度と羊飼いにだけはなりたくありませんでした。かなり長い間旅を続けて、小さな村にたどりつきました。

G博士:クロード、君はそこで何をしていますか?

クロード:宿屋で働いています。
自分のことで悩まなくていいので気が楽です。
友だちもできました。宿屋の主人と教会の修道士です。

やがて、クロードは親切な修道士と話しあううちに、同じく修道士になることを決意しました。
修道院で勉学に励み、必死に努力してすっかり変身しました。
厳しい規律にもへこたれず、多くのことを学び、助言を求める人々に深い同情心をもって接したのでした。

そして、遠くの教区で、年配の修道士とともに教会に勤めることになりました。
昔のおどおどしたやせこけた少年が、今ではがっちりした体格の自信に満ちた青年に変身していました。

同僚のいじけた性格の老修道士はクロードのやることなすこと気に入らなくて、邪魔をしたり人々に彼の言うことを聞かないようにそそのかしたりしました。それでも、クロードの人気は高く、皆クロードを尊敬するようになっていきました。そのため、老修道士も仕方なく表向きはクロードを尊重するのでした。

その頃、マリーという17才の少女が頻繁に教会に相談にくるようになりました。
初めは老修道士に相談していたのですが、次第にクロードにばかり相談するようになり、それが老修道士には気に入りませんでした。若く魅力的な女性とハンサムな青年が恋をしないわけがない、クロードは禁欲の掟を破っているのだと邪推しました。

そして、とうとうクロードを魔法使いだと非難し始めたのでした。
たくさんの人が扇動され、そそのかされて信じてしまいました。
ついにクロードとマリーは杭に縛り付けられて火あぶりにされてしまいました。

超意識のレベルから見ると、はじめにクロードに親しく近づいた修道士はアイビーの父親であり、老修道士はジョン、マリーはデイブでした。

歴史学的に調べると、クロードの証言は当時の魔女狩りの様子そのままでした。
アイビー、ジョン、デイブのカルマである「犠牲者VS悪人」の三角関係はこれからいっそう明確になってくるのです。

つづく

この3人は何回も生まれ変わって役割を変えながらも、同じような三角関係を続けていたのですね。輪廻転生とはなんという不思議な仕組みなのでしょうか。

グレースを探せ 3 (08/06)
に続きます。

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「グレースを探せ」1 繰り返す前世体験

  • 2009.07.25 Saturday
  • 21:53

聖セシリア カルロ・ドルチ
【オルガンの前に座る聖セシリア カルロ・ドルチ1671】

久しぶりに興味深い前世療法の本を見つけました。

前世探検―あなたの人生は繰り返される
ブルース ゴールドバーグ

ロープライス ¥48
or 新品

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プライバシーについて

他の本と紛らわしいので原題”The Search for Grace"を見出しにしました。

著者はアメリカの有名な催眠療法士です。
TVのトーク番組や雑誌にもしばしば登場して、警察や弁護士会のコンサルタントもしています。
この本は、彼の豊富な診療例の中でも希有な事例の紹介で、TVで特集番組にもなりました。

詳しいいきさつはわかりませんが、ゴールドバーグ博士(以下G博士)は歯科医師から、催眠療法士になったそうです。

1987年、TVで相次いで放映されたG博士の催眠療法を見た一人の女性が、自分の悩みが催眠療法で解決できるのではないかと、G博士のもとを訪ねました。

その女性アイビーは26才の薬剤師、身だしなみがよく、頭が良さそうな感情を抑えた内気な性格でした。そして、なんと45回もの前世の迷路をめぐるカルマの旅をすることになるのでした。
最後の46回目の旅で短く悲劇的なグレース・ドーズという女性の一生を知ることになりました。

かいつまんで要約します。
このように、同じようなパターンが繰り返される人生もあるという例です。

現世のアイビーの三角関係

アイビーには、催眠術にかかったことも心理療法を受けた経験もありませんでした。
催眠療法で男性関係を改善したいという希望を持っていました。

アイビーは大きなドラッグストアで働いていて、同僚のジョンとつきあっていました。
彼はアイビーを肉体的にも心理的にも虐待し、暴力もふるっていましたが、どうしても別れられなかったのです。
ジョンは信用できず頼りにならない男でしたが、彼が謝って二度としないと誓うとつい許してしまうのです。

一年前から、デイブという男性ともつきあっていましたが、彼はジョンとは正反対の穏やかで親切で愛情にあふれていて、潔癖なほど正直でした。
アイビーは彼も好きでしたが、ジョンといるときほどの危険で刺激的な情熱が感じられませんでした。

アイビーのもう一つの症状は「悪夢」でした。
夢の中で彼女は毎回違う方法で殺され、恐怖のあまり叫び声をあげて目を覚ましました。
その相手はいつも同一人物でしたが、それをどう説明したらよいかわからず、夢を見るたびにパニックに陥るのでした。

ジョンと別れられれば、悪夢からも不眠症からも解放されるのではないか、そう思って催眠療法を受けに来ました。


第一回目の探検
1800年代のポーランド

この人生では、アイビーはソフィアという名前のピアニスト志願の少女でした。
父親は富裕な商人で、ポーランドのワルシャワの高級住宅街に一家で住んでいました。
ソフィアは1782年に生まれ、マチュイ先生という高名な作曲家にピアノを習っていました。マチュイ先生は忍耐強いやさしい先生で、ソフィアはとても尊敬していました。先生の曲にソフィアの名前がつけられているそうです。

ソフィアにはボーイフレンドがいて、ジェイコブという旅の音楽家でした。
彼は下層階級の娯楽場でピアノの演奏をしていて、ソフィアにはいろいろとウソをついていました。
彼は感情的で彼女に内緒で別の女性ともつきあい、レジスタンスの秘密活動にも加わっていました。また、なぜかマチュイ先生とソフィアの関係に嫉妬していました。

やがて、彼女はプロとして演奏活動を始めますが、ジェイコブは彼女の演奏をけなしたり、暴力をふるうようになっていきました。
ある日、家族が留守の時、彼女が入浴中に突然ジェイコブが押し入ってきて口論となり、ソフィアを浴槽に沈めて溺死させました。

超意識のレベルから見ると、マチュイ先生がデイブで、ジェイコブがジョンであることがわかりました。
3人は宿命的な三角関係を何回も繰り返していたのです。

G博士が後に歴史的資料を調べたところ、当時のポーランドの様子はソフィの話したとおりで、マチュイ・カミェンスキという有名な作曲家が「村娘ソフィアの恋」というオペラを作曲上演していたことがわかりました。

つづく

まるで時空を超えたミステリーのようなお話ですね。

「グレースを探せ」2  (07/29) に続きます。
http://rimaroom.jugem.jp/?eid=335


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