甲田光雄先生
- 2008.01.01 Tuesday
- 15:53
甲田光雄先生は有名な断食療法の医師です。
甲田先生はとてもユニークな方でそのお人柄に惹かれるファンも多いです。
私も病気の時にお世話になりました。
数年前、自宅から片道7時間かけて、日帰りで大阪八尾市の医院まで通いました。
途中で倒れても良いように、バッグの中に氏名と連絡先を書いたメモを入れて決死の覚悟で行きました。
医院は30年以上前の古い建物で、先生も洗いざらしの白衣に坊主頭、別の部屋で健康法の指導をされていた奥様も白髪をおかっぱにして、ご夫婦揃って質素なご様子でした。
初診時、先生は「どれ手を見せてごらん、ひゃぁー、ぎょうさん食べてきたなぁ!!」
「あんたの病気は食べ過ぎや、心配いらん絶対治るで、これからはこの処方を守って、うんと腹をすかせないかん、すけばすくほどようなるのや。」とおっしゃいました。
それからは、言われたとおりに朝食抜き、朝夕青汁(野菜ジュース)を作って飲み、昼夜は玄米ご飯と豆腐だけの生活を2年間続けました。
それ以外に、指導された西式健康体操も毎日しました。
随分やせて体調も良くなりました。(2ヶ月で5キロやせました)
少食は良いです。毎日同じメニューなので、献立を考えなくてもよいので助かりました。
だけど、体調が良くなると誘惑に負けてしまい、今では元の体重に戻ってしまいました。
甲田先生ごめんなさい。(;^_^ A
○甲田光雄
1924年、東大阪市に生まれる。大阪大学医学部卒。83才。
子供のころから病弱で、中学3年のとき慢性胃腸病にて2ヶ年間休学。
それ以後も陸軍士官学校以来、しばしば休学をくり返す。
医学部3年生のとき肝臓病で入院する。そのとき、いろいろな治療をしても現代医学では回復せず、そこで「肝臓病には栄養のあるものを食べなければならない。断食などしたら死ぬぞ」という主治医の猛烈な反対を押し切り、西式健康法に基づいて、生駒山で11日間の断食をして肝臓病を完全治癒させる。
このときから、断食療法には現代医学ではまだ解明されていない「未知の真理」が秘められていることを知り、以来50年間、自身でも行ない、医院でも患者を指導して大きな成果を上げている。
西式健康法、断食療法、生菜食健康法など、自然医学の研究に向かう。
その後、桜沢式食養など各種の民間健康法を自ら実践研究し、これらを応用するユニークな健康指導医として開業。もっぱら現代医学では難治とされる種々の疾患に挑戦して、多くの治験例を挙げている。
リマ:断食のことなら甲田先生です。先生の考案したおすまし断食は断食に付きものの空腹感がなくてとてもラクに出来ました。先生は現代の聖者です。また断食を50年以上続けている修行者だと思います。息子さんもりっぱなお医者様として活躍なさっているそうです。
西式健康法を参考に野菜ジュースを作って飲み始めた頃は、周りの人たちから随分バカにされたのに信念を貫き通してとうとう健康になり、医師としてたくさんの難病患者を救いました。
始めの頃は、ミキサーという便利な物がなかったので、父親の畑から菜っ葉を引き抜いてきて、井戸で洗い、包丁で刻み、すり鉢ですり、それを布巾で漉して飲んでいたそうです。雨の日も雪の日も続けていたので、甲田の息子はとうとう病気のせいで気が狂ったと村中でうわさされました。医院を開業してからも「あそこに行くと断食させられたり、青臭い汁を飲まされる」と来る人が少なかったそうです。
先生もときどき誘惑に負けて、(甘い和菓子が大好物)饅頭を何十個も食べたり、ハチミツを一ビンなめてしまったりしました。それを正直に本に書いているところがたまらなく好きです。
サンプラザ中野さん、境野米子さん、現役の医師、大学教授などたくさんの方が甲田療法で健康になっています。
お正月に食べ過ぎたと思ったら、甲田療法のことを思い出してください。
(私もまた一日断食をしなくっちゃ!!)
参考資料
甲田療法解説
著作一覧
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