<< August 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

『魔術の人類史』2古代ギリシャ・ローマの魔女

 

魔術の人類史  – 2015/9
スーザン グリーンウッド (著)

 

第二章「魔女と超自然的存在」から、面白そうな部分を紹介しますね。


[古典古代の世界]の魔女たち (要約・メモです。)


古代ギリシャ・ローマ社会では魔術は必要不可欠なものとみなされていた。
医師神官にとって、魔術はごく当たり前に実践されていた。
国家が将来を知ろうと宣告者を雇い、政治や軍事に関わる決定に彼らを頼ることもしばしばだった。


災いをもたらす諸々の呪文は違法とされたし、悪事のためのオカルトもまた犯罪として罰せられることになっていた。


ギリシャ・ローマの神々は人間によく似ていて、神と人間の間に厳格な差異はなく、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教といった一神教とは違っていた。


初期のギリシャ宗教に通底しているのは、自然の力への崇敬だった。
ギリシャ宗教は多くの男女の神格が崇められ、自然の力が人格化された多神教で、神々は森や泉や川、そして流の果ての海にも棲まうものだった。


半人半馬のケンタウロスや、若い女性の姿の精霊ニンフのように、川の一筋一筋に牡牛や馬の形をとる神格を帯び、精霊たちは半身半獣の姿を持って土地土地に住み着いていく。


ローマのウィッチクラフト


益になる魔術は白昼に行われた。
夜は、邪な術が実践される時とみなされていたのである。
ローマ文学には、夜半に飛行し、金きり声をあげるストリークスなる生き物が見られるが一般的にはミミズクを指す。
ミミズクは、保護者が赤ん坊から目を離した隙にゆりかごから引きずり出して八つ裂きにして臓腑を喰らうと言われていた。


古典古代の魔女たち


古典古代にあって最も知られている魔女を3人あげるとすれば、ヘカテ、キルケ、メディアである。

彼女らは、闇と夜にも統合されるいわば「魔女神」(ウィッチゴッデス)であり、キリスト教の異端審問の影響を受けた魔術をとは違って邪な鬼女と言うわけではない。


遥かなる過去から相互に影響しあってきた生と死を象徴する魔術的な存在だった。
詠唱によって月を空から呼び下ろし、蝋人形を動かし、死霊を召喚し、媚薬の調合ができる・・・この頃の魔女たちはそのように信じられていた。


◇ヘカテ

 

ヘカテ

【ブレイク画 ヘカテ「死の女神」、「女魔術師の保護者」、「霊の先導者」、「ラミアーの母」、「死者達の王女」、「無敵の女王」等の別名で呼ばれた。】


夜と月を司る「魔女神」ヘカテは、女流詩人サッフォーから「夜の女王」と呼ばれていた。
墓地に棲まい、炉端に座るとされた月の暗い面を司る女神ヘカテは、死霊を統べる女君(めぎみ)と仰ぎ見られ、人の生死の時、つまり精霊が肉体を出入りするその瞬間に立ち会うものと信じられていた。


晴れた夜、月に吠える侍従の犬共と精霊を連れて十字路に姿を現すヘカテは「三重の女神」の異名を取る天地海の3世界に及ぶ力の持ち主だった。


魔女たちは十字路に集まってヘカテを召喚し、女神を鎮めるための浄めのいけにえを毎月そこに置き、そうした諸々の作法を通じて毒薬作りに熟達しているものとみなされていた。

 

◇キルケ


キルケ

【ジョン・W・ウォーターハウス〈キルケ〉足元に豚に変えられた兵士が】


ギリシャ詩人ホメロスの作品、『イリアス』『オデッセイア』に出てくる魔女キルケの話。
トロイア戦争の英雄オデッセウス一行は故郷に帰る途中、魔女キルケのアイアイエ島に上陸する。


部下たちが宮殿へと足を踏み入れると、待ち受けていた女主人キルケによって豚の姿へと変わる薬を与えられ小屋に閉じ込められてしまう。
部下の救出に向かうオデッセウスは、その途中でヘルメス神からキルケの魔術を無効にする薬草を授かる。


そして、彼が術にかからないことに気づいたキルケに部下の解放を訴え、彼女は軟膏を使って彼らを元の姿へと戻してやるのだった。
そのまま1年間キルケの宮殿にとどまったが、キルケの助言や冥界ハデスの預言者からの忠告に従って、困難な不思議な世界を旅し、やがて故郷に帰り着くのだった。

 

◇メディア

 

メディア

【ドラクロア画 魔女メディア 嫉妬に狂いイアソンとの二人の子供を殺すところ】


呪文や強烈な酒、意識の変容もたらす調合薬の知識をキルケ同様に持つメディアは、混沌と破滅をもたらす闇の威力(ダークフォース)そのものである。


オウィディウスの『変身物語』に登場するメディアは、若返りの魔術で舅であるイアソンの父アイソンに行う時に夜を召喚する。

 

「夜よ、この上もない秘儀の友よ!昼の光の後を受けて、金色に輝く星よ!月よ!」
「魔術師の呪文と技の助け手」であるヘカテにも呼びかけるのだった。


神話の上でメディアが有名な役割をになったのは、イアソンとアルゴナウタイの遠征においてこの英雄と恋に落ち、黄金の羊毛を手に入れ持ち去る手助けをした時だった。

 

イアソンがコリントスの王クレオンの娘と褥を共にしたことを知るや、メディアは復讐に燃え、ヘカテを召喚して魔力によって新妻である王女を苦しめる。


メディアが毒を染み込ませた花嫁衣装を送ると、王女はその毒により落命してしまうのである。
嫉妬のあまり錯乱したメディアはイアソンとの間にできた自らの息子達まで殺し、竜に引かれた車に乗って空へと飛び去っていった。

 

この項終わり

 

9月3日(日)浅草で心と体が喜ぶ癒しフェスティバルに出展します。

詳細です。ご予約受付中

http://rimaroom.jugem.jp/?eid=2252

☆ . ::・’゜☆ . :

友だち登録してね。

友だち追加  @wzs2874t

個人セッション、講座、ワークショップ

メニュー、料金などの詳細は

HAPPY RIMAのHPをご覧ください。き

HPアイコン

いつもクリックありがとうございます。^0^v
にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ

 

 

 

2017.08.26 Saturday 19:37 | comments(0) | - | 

『魔術の人類史』1ウィッチクラフトって?

サバト

【サバト魔女の集会 フランシスコ・デ・ゴヤ 1798年 サバトの絵画で最も有名な作品。山羊の姿をしたバフォメットを囲み、魔女たちが子供を生贄に捧げようとしています。中世に作られたイメージ】

 

この本では、魔術のことをウィッチクラフト(witchcraft)と書いています。
聞き慣れない言葉ですね。

魔術の人類史  – 2015/9
スーザン グリーンウッド (著)


本書より


辞書で「ウィッチクラフト」という言葉を引くと、「魔力を生む術、もしくは少なくともその試み」という定義に出会う。


この魔力は害と益、双方の効果を狙って使われるわけだが、魔女(ウィッチ)というのは主に前者になるだろう。


以下、要約メモです。


ウィッチクラフト信仰はインドを含めたアジア太平洋地域にみられるが、最も濃密に分布しているのはアフリカである。


それは、ヨーロッパのキリストの教えを脅かす異端の一派であり、魔女(ウィッチ)も魔王のしもべとして、邪悪な力を振るうものであり、犯罪である。


この魔女狩りが15世紀から18世紀にかけて、告発と処刑が各地で行われるようになった。
17世紀になると、アメリカ大陸の植民地まで広がっていったのである。


魔女(ウィッチwitch)は「呪文をかけること」を指す古英語に由来する。


また、賢者を指すwisに由来する魔法使い(wizard)を用いる場合もある。

 

庶民に信じられている話は、さまざまだが、
多くは女性で、老婆が多い。
魅力的でウブな男を誘惑する美貌の持ち主もたまにある。

 

彼女らは、人々を騙し欺くために、別の姿に身を変えることができる。
アフリカでは、人肉を喰らう太りじしの女のこともある。


魔女のほとんどは、変身し、他人を別の生き物に変貌させる力を持っている。
その能力は飛行や遁身(とんしん)などがあり、ヨーロッパでは箒にまたがって空を飛ぶと言われている。


彼女らは、夜と闇を好み、人の暮らしの裏側で、人の不幸を願う嫉妬深い隣人となり、どん欲、堕落、腐敗、報われぬ恋心、セクシュアリティ(愛欲)となり、近親相姦、獣姦、我が子を食う、屍体を掘り起こし、あらゆる背徳の存在である。

 

 

ウィキペディアでは、


ウイッチクラフト(witchcraft)とは、魔女(witch)の魔術(呪術)、まじない、占い、ハーブ(薬草)などの生薬の技術など、魔女と関連付けられる知識・技術・信仰の集合を指す。魔女術ともいう。


西洋の古い土着的な民俗文化に根ざしたものから、オイル(香油)やキャンドルを用いたまじないなど、現代のオカルト文化に属するものまでが、今日の欧米でウイッチクラフトの名の下に行われている。

 

また、現代魔女宗という言葉があります。

 

ネオペイガニズムの一角を占める“古くて新しい”ペイガン宗教である現代ウイッチクラフトのこと。
このウイッチクラフトは技術よりも信仰としての側面が強いため、日本では魔女宗とも称される。
また、単にクラフトと称することも多い。


現代ウイッチクラフトの諸流派はウイッカと称されることもある。


もともとウイッカという用語は、英国でガードナー派ウイッチクラフトとアレクサンドリア派ウイッカを指す呼称として使われるようになったものであるが、北米等において本来の用法を超えて様々なウイッチクラフト流派に対する通称として使われるようになった。   

 

これらの解説にペイガニズムという言葉がありました。

ペイガニズム(Paganism)とは、自然崇拝や多神教の信仰を広く包括して指し示す、印欧語圏における言葉であり、アブラハムの宗教(アブラハムの一神教)の視点から用いられている言葉である。
侮蔑語や差別用語として使われることが多い。


一方、アメリカ合衆国では1960年代以降、ペイガンと自己規定する人々のさまざまな折衷主義的で個人主義的な無数の宗教運動が各地で発生しており、ペイガニズムという言葉を従来とは異なった価値観をもって使用する自称ペイガンないしネオペイガンが今日では数千人以上の規模で存在する。

以上ウイキペディアより

 

また、著者スーザン・グリーンウッド女史がイギリス人なので、ヨーロッパの魔術の記述が多いです。
大学論文が「魔術とウィッチクラフトについて」というのですから、筋金入りの魔術研究家のようです。

 

この方も前世でさんざん魔女をやってきたのでしょうね。
(^▽^)

 

9月3日(日)浅草で心と体が喜ぶ癒しフェスティバルに出展します。

詳細です。ご予約受付中

http://rimaroom.jugem.jp/?eid=2252

☆ . ::・’゜☆ . :

友だち登録してね。

友だち追加  @wzs2874t

個人セッション、講座、ワークショップ

メニュー、料金などの詳細は

HAPPY RIMAのHPをご覧ください。き

HPアイコン

いつもクリックありがとうございます。^0^v
にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ

 

2017.08.23 Wednesday 16:17 | comments(0) | - | 

魔術にはまってます。

魔術の人類史  – 2015/9
スーザン グリーンウッド (著)

 

 

私は前世が見えるようになってから、長年スピリチュアルな世界を探究してきました。


それまで、自分は死んだら終わりの物質的生物だと思っていたのに、前世があって生まれ変わりを繰り返しているらしい。


ということは、その核となる何かがあって、それを魂と呼ぶらしい。


その先には、魂よりもっと大きな意識というものがあるらしい。


ということで、ここ最近は『意識研究家』と自称しています。
 

かなり大げさなネーミングですね〜
(´∀`)

 

意識とは何か?
難しいですね〜


これはさておいて、最近は魔術にはまっています。


シリウスとエジプト魔術の本『シリウス・コネクション』を読んでから、ますますその思いが強くなってきました。


人類の歴史は、魔術の歴史といってもいいかもしれません。
魔術や呪いが否定されるようになったのは、近代化が進んだ最近のことです。


それまでは、何万年も魔術や呪い、祈り、ご祈祷などで病を癒し、死者を弔い、未来を予見して来たのです。


今読んでいる『魔術の人類史』は、そういう意味では魔術を通して見た人類の歴史書です。
本来、人間はオカルトやスピリチュアルが大好きなのです。


でも、現代科学でそれは野蛮で未開人の迷信だと否定され、大人や学校で教えられません。

でも、興味はあるから、都市伝説やおかしな作り話にのめり込んでしまうのです。


スピリチュアルに目覚めた大人たちが、正しいスピリチュアル知識を子供たちに教えたら、世の中もっと良くなるでしょう。


最近の子供たちの中には、生まれつき知っている子も多くなりました。
彼らは、前世や生まれる前のことを覚えています。
そして、この世に新しいことを作り上げようとしています。

 

魔術を極めることは、意識の開発に通じるものがありますね。

 

☆ . ::・’゜☆ . :

友だち登録してね。

 

友だち追加

個人セッション、講座、ワークショップ

メニュー、料金などの詳細は

HAPPY RIMAのHPをご覧ください。き

HPアイコン

いつもクリックありがとうございます。^0^v
にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ

 



 

2017.08.20 Sunday 10:37 | comments(2) | - | 
 | 1 / 1 PAGES |